うつ病ってどんな病気なの?薬に頼らない治療もできる

うつ病ってどんな病気?
うつ病は長らく心の病だとされ、気の持ちようや頑張りで何とかなる、と言ったイメージをもっている方も少なくはありませんでした。しかし、研究が進んだ現在では、なんらかの原因で脳の活動エネルギーが枯渇しており、そのために色々な症状が現れる病気だとわかってきています。脳がうまく機能しないため、活動意欲が失われたり、疲れを感じやすくなる他、睡眠障害が起こるケースも少なくはありません。通常ですと、このような状態になってもしばらく休むと元に戻るのですが、多少の休息では自然回復しなくなった時は、うつ病を疑っても良いでしょう。
治療方法は複数から選べる
うつ病の治療にはたっぷりと休息をとることの他、薬を利用したり、セラピーを活用していくこともできます。現在は医療や研究の進歩によって選択肢が広がってきたので、自身にぴったりの方法を選んでいきましょう。
注目を集める磁器刺激治療
うつ病の治療に磁器を使う方法が、脚光を浴びています。これは脳に極微弱な磁気を照射して、細胞を活性化させると言う仕組み。電気でショックを与えるよりも負担が軽く、薬品のように依存性がないのも魅力。しかも、効果は持続性なのも大きなメリットでしょう。
他にもある薬に頼らない治療法って
うつ病は薬に頼らずに治していくことも可能です。大事なのは薬を「使わない」のではなく、徐々に依存度を下げることでできるだけ「頼らずに」治療をしていくと言うこと。薬を使わないと言うことで、いきなりやめると禁断症状によって大変なことになるため、あくまでも計画的に依存度を下げていきましょう。具体的には体質・生活を改善する他、サプリメントを使う方法などがあります。専門的な認知行動療法を取り入れることで、改善が見られるケースも見当たります。
病院はどうやって選ぶのが良い?
うつ病になった時に悩むのが、病院をどうするかです。気に入って通い続けていても中々改善しないこともあり、「別の病院に変わった方が良いのか」と不安になることは少なくありません。良い病院が中々見つからず、短期間で医者をかえてしまう方も多いのですが、これでは治療効果はあまり期待できないでしょう。治療初期の段階ではセカンドオピニオンなどを利用しても良いですが、最終的には一つの病院に絞っていくのがおすすめできます。
病院の探し方については、まずは治療の選択肢が豊富なことが大切です。薬以外の方法も検討できる上、色々と相談しやすいと信頼性が高くなります。うつ病の治療では患者さんの話をしっかり聞いてくれる方が安心です。会話も少なく、短時間の診察で薬だけ渡されるのでは不安が大きいでしょう。患者さんの話から原因を突き止めて、適切な治療を考えてくれる病院を選びたいものです。
光トポグラフィーとは、光を用いて頭の血流の変化を調べることで、精神疾患の種類を鑑別することができる画期的な検査方法です。